salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

2008-01-01から1年間の記事一覧

 「祝子」(houri) 解説〜3

( 曲解説続き ) 07. who? / だれ? 前述のサックスワークショップ時代に可能性を探ったもののひとつ。各自任意のフレーズを繰り返し、ある(秘密の)合図で瞬時にチェンジする集団即興のオートマチック化と偶然性を狙った曲。いくつかのルールを伴ったシステム…

 「祝子」(houri) 解説〜2

曲解説 01. houri / ホウリ ぼくの作曲のしかたは、どんな曲が欲しいかを想いその感覚(事象的なイメージではない)をからだにセットする。すると何日かの内にメロディが浮かぶ。一生懸命作ろうと思ってもできないものだ。CD作製企画が進む内に「ホウリ」とい…

 CD「祝子」(houri) 解説〜1

CD「祝子」(houri) をリリース (8月新譜) するにあたり、作品や曲についての話などを何回かに分けて書いていこうと思います。 salmosax ensemble の第1弾 (ということは続きがある、あるいは可能性を感じている) になるこの作品は、全18曲で、ぼくの祝子…

 すでに帰国 & Rotterdam

ひとつきのツアーから帰国しましたが (同日東京ライブ)、翌日帰宅後CD「houri」マスタリングに突入し、朝も夜もないハードな日々を送っていました。 そもそも器械音痴なのがマニュアル片手にアレコレと悩み、頭がおかしいのか耳がおかしいのか器械がおかしい…

LISBON

で、どんどんとばしますが、アムステルダムでファド(ポルトガル歌謡曲)を聞きながら書いています。 そう、少しかぶれました、リスボンに。 リスボンで三日間3回の演奏を終えました。なんてイカした街なんだろう、と思いました。 7つの丘からなるこの街は、…

POZNAN

さて、Heddyと南フランス四日間のツアーも終わり、最終日はドネダとも会え、翌日からベルリンで二日間、更にその翌日二日間ポーランドのPoznanで演奏しました。連続八日間です。 ベルリンは昨年ボローニャで会ったミュージシャンのお世話でした。 続くPoznan…

TOULOUSE

みなさん、ごぶさたです。 色々ありますが、まずは元気で順調です。 イギリスはなかなか縁がなくその内にと思っていたのが、シシリィからトゥルゥズに行くためにロンドンに行くことになったのです。 格安飛行機に乗るためそこで乗り継ぐのです。まったくクレ…

スイスより

チューリヒのsignalコンサート、2日間を終え、空いた時間を利用してスイスのLa Corbiereに3日間滞在しています。 木々と畑と牧場に囲まれた、湖畔の施設でのんびり過ごしています。 映画監督の茂木綾子さんが主宰するレジデンスで、ピアノの下村美佐さんと…

 出発

とにもかくにも出発の時が来ました。 もう寝なければなりません、、、。 1ヶ月、ヨーロッパです。 スイス-イタリア-(イギリス)-フランス-ドイツ-ポーランド-オランダ-ポルトガル の行程です。 みなさん、行ってきます。

 あと少し

確実に時は過ぎて、やって来る。 4月はため息をつきながらも何とかやってきて、5/6 ヨーロッパツアー出発までもうすぐ。まだ安心はできないし、することもいっぱいだが。 夏リリースする salmosax ensemble のタイトルは「祝子」で、ホウリと読む。 その音…

 4月の憂鬱、とお知らせ

4月は予想通りの大変な日々を送っている。 salmo rise やフタリフェスティバル出演などを縫って、5月ヨーロッパツアー、7月CD リリースなどの準備をしているわけだ。こう書けば簡単だが結構な体力、忍耐、想像力、構築力、知力、資金が必要だ。 ツアー中…

 お礼 & 報告

1週間の東京ツアーから帰ったものの、あまりにすることが多く、みなさんに失礼しているので、この場でお礼と報告をします。 どうもありがとうございました。 恒例の SALMO RISE は3回目を終え、ゲストの若いピアニスト、神田晋一郎さんとは絶妙な共演を楽…

 4月の今

13日からの東京ツアー、CD作製の作業、パソコン、5月のヨーロッパツアー、7月のCDリリースコンサート、肉親のこと、友人知人のこと、お金、、、。 数々の準備連絡段取り、 最近考えていることです。 押し寄せてきています。

 4月のオマケ

オマケの情報です。 4/13 salmo rise において、20枚限定CDR販売します。 昨年初めてイタリアを訪れ、6/16 トリノ近くの Castello Canalis という小さなお城でのフェスティバルでソロ演奏した時のものです。 イタリアの料理はウマイとみんなに言われていたの…

 4月は salmo rise

そんなにもったいつけているわけではなく、このところ色々なことに追われていて、それは4月いっぱい続く。 早く salmo rise vol.3 に触れねば。 矢野さんが始めてくれたこのシリーズも3回目を迎えるが、かれが選んでくれた今回のゲストは、ピアニストの神…

 4月は

今年は花粉症に悩まされなかった。 薬も使わず、少し鼻水が出て少し目が痒かっただけ。 毎年3月は予定を入れないようにして用心しているが、いつも春の匂いと光に誘われて山野に遊んでいた。今年はそれを少し控えたのが良かったのかもしれない。 年度末に仕…

 CD録音終了

まるで狼少年のようだ、去年からずっと言ってるようで。 でも今度こそ終わり、ついに! 昨年からずっと宮崎山中の山小屋に何度も泊まりで演奏収録に出かけ、作品のテーマでもあるその現地で台風に見舞われ、谷が壊される現場に立会い、そうこうしてでき上がっ…

 FM放送

突然にメールが来てぼくの音源を KGNU 88.5 FM で使ったという。アメリカのようだ。他にも日本人ミュージシャンが何人か。興味のある方は http://kgnu.org/cgi-bin/programinfo.py?time=1205312400 をクリック。開いたら右のほうにある「赤い矢印」をクリッ…

 山内 & 吉村 九州ツアー

吉村さんとの福岡、大分でのデュオ終了。テトラ、バクの夢、関係のみなさま、ありがとうございました。 いつもリアルタイムでない記事になってしまう、、ご容赦を。たった2日間のツアーでも、直後はどうしても睡眠不足(打上げとかで)だし、疲れもたまってい…

 久しぶり、関西

久しぶりの関西ツアーだった。 京都2年?ぶり、大阪1年半ぶり、姫路初めて。 全体にとても寒く、あわや風邪、という感じにもなったり。 アバンギルド(京都)は初めてだったけど、その雰囲気は気に入った。 けっこう広く、色んな人たちで手作りしたそうな。京…

 レコーディング

3日間のレコーディングに行ってきた。 おなじみのいつもの渓流沿いの山小屋。もう梅が咲いていて春を感じる。 川の水は、「ああ」と声を出してしまうキラメキを放っていて、その秘めた吸引力にクラクラする。 録音を手伝ってくれる江上某と共に、湯布院で共…

 雪

空を見上げ、雲を見て、雪を予報し、期待し、溜息をつき、そして雪原や雪山をスキーで歩き登り滑ったトキメキの日々がありました。 今はゆとりがなくて半引退の身ですが、このところの寒波で九州大分にも雪が降りました。ぼくはどこに雪が多いか少ないか、ど…

 緊急ライブ頻発

表題が大げさだが、今年に入って急なライブや出演が続く。 1/18 BJ Nilsen、Hildur Gudnadottir のライブにゲスト出演が決まったのは3日位前だったかな。 2/7 「オーストラリアの風」湯布院版は1週間前。 そして今度は David Lakein。2/17 湯布院ギャラリ…

 オーストラリアと風邪

大分と湯布院での赤井祐介、五十嵐大二、両氏を迎えての"オーストラリアの風" 終了しました。あちらに住んでいる、こちらの若者とは少し違う感覚を楽しみました。緊急ゲストに豪の Joel や地元の江上靖(2日目のみ)も加わったり、ファミレスや焼肉の打ち上げ…

 近況 & お知らせ

3日前に突然風邪をひきました。風邪だといいのですが。 おとなしく家にいて、ビデオ、TV、読書、睡眠、(編曲も少々)を繰り返している内に2月を迎えました。 5日(大分ATHALL)の赤井祐介、五十嵐大二コンサートまでに治る予定ですが、かれらのツアー先での…

 映画など

昨年12月に映画(含ビデオ)を見ようと思いつきました。 映画館は「男性の日」(1000円)に時々行ってましたが、そんなに行けるわけでなく、でもなあ、DVDプレイヤーもないしまともなTVもないしなあ、と考えていた矢先に、友人から新品を買ったから古いのを要…

 web-cri.com

web-cri.com はウェブ上の批評誌で、その中立性や独自性などで信頼を得ている。 その主宰者、野々村禎彦氏による「2007年のベスト10」が発表され、 「山内桂&吉村光弘デュオ」(@千駄ヶ谷・Loop Line 07/12/16) が5位に選ばれた。 http://www.web-cri.com/…

 東京

東京最後の昨夜は友人宅に泊まっていて寒さでほとんど眠れなかった。ニュースになるほどの冷え込みだったみたいで、でも大分に帰ってもすることがいっぱいで、0時を過ぎた今も起きているのです。 いやあ、大友さんとの久しぶりの共演は嬉しかった。またお願…

 Unvisible Fragments  他

博多在住の美術家、実松亮氏からチラシが届いた。 氏(映像・会場構成)とゼルプスト(ダンス)、坂本千代(ファッション)、によるコラボ、なのかな。 "Unvisible Fragments" 「ダンスのための洋服とダンスのための映像作品によるインスタレーション」とある。 そ…

 salmo meeting

きのうは「マイパルフットフット」「ミトミエイジ」「カーベイ・ヘイテル」が大分アットホールに集っての演奏会、「salmo meeting」。 歌やギターの、いわゆる即興シーンでないかれらが東京や博多からぼくに会うため、でいいのかな? 来てくれ、新年早々とっ…