salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

サロン サルモ

23年半の会社員生活。やめる考えなどみじんもなかったのに、ある日突然ひらめいて翌日辞表提出。そして音楽家生活開始。
知識も機材もなにもないのに水の映画を作ろうと思い、カメラを買っていきなり撮影を始めた。そして水の叙情詩3部作はそれぞれ何カ国かで入選した。
昨年12月の姉の死後、1月中旬。いっそのこと補修掃除整理中の家をカフェにしようと想像もしなかったことを思いつき、3か月半で実現。5月1日オープン。
我ながらフットワークの軽さに驚き、そんな自分が気に入っている。


22年前はまだ脱サラは厳しく、ましてやどこにもない自分の音楽を創造するなど狂気の沙汰だった。そんな行動は人々に勇気を与えると思ったけど、ダイヤモンド誌などいくつかのメディアが取り上げてくれたもののそれ以上の反応はなかった。
また映画の入選は海外ばかりで国内はなかった。
音楽も含めこれらの無反応を悔しく不思議に思っていたが、世界秩序を乱す行為をしていた訳だ。ぼくは冒険探検が好きなのだけど、そんな自由は許されないのだ。

「世界はなるようになる」ことを脱サラ後体験してきた。人間は自由が大前提。極力縛られない生き方を進む。

経験も覚悟もなく勉強もしてない、開けたい時に開くカフェ。ぼくの映画や音楽が流れるサルモルーム。友人の絵画や非売絵画もちょっとあるプチギャラリー。入店できた人はラッキー。当分料金は投げ銭制。
そんなルーズで適当なアートカフェ/サロン サルモ(Salon Salmo)。
開店記念に「サガイン」演奏会。飲み物はなにも出ない。翌日からはサガインツアーでしばらくお休み。楽しい。

(写真は準備中のサロンサルモ。)

看板下書き