salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 すでに帰国 & Rotterdam

salmosax2008-06-19

ひとつきのツアーから帰国しましたが (同日東京ライブ)、翌日帰宅後CD「houri」マスタリングに突入し、朝も夜もないハードな日々を送っていました。
そもそも器械音痴なのがマニュアル片手にアレコレと悩み、頭がおかしいのか耳がおかしいのか器械がおかしいのかわからない状態になり、一時はあきらめかけて泣きそうになりました。でもついにきのう終了して本日送付しました。
明日から東京です。




さて、前回アムステルダムまで書きましたが、そこで古楽器フォルテピアノ演奏家七条さんと練習を兼ねた録音を試したりしました。まだ完成に至りませんが、今後どうなるか楽しみです。


また、ツアー開始後に Rotterdam の WORM から打診が来て決まったコンサートにソロ出演しました。
ヨーロッパでは空いた建物の有効利用が盛んで、ここもそれを使った団体でした。
公共からの資金で活動するのも同じで、どうしても彼の地がうらやましく思ってしまいます。
即興系3組 (Thomas Ankersmit etc.) 以外にポップバンドやアメリカのボーカリストなどもいて、9時頃から始まって深夜まで続くミニフェスティバルみたいでした。翌日が帰国日なのもあって、途中で帰ったのですが、それでも0時頃でした。


ベルリンから出演のイタリア人が、先日のシシリーコンサートの主催者の友人で、話が盛り上がりました。ぼくが泊まった家の人たちも知っていて、ボローニャの主催者たちも友人とのこと。シシリー〜ボローニャ〜ベルリンがひとつのルートになりつつあるようです。
ヨーロッパでは何国人という見方があまりなく、好きな所、国に住むことを大事にしているようです。
かれは去年トリノのフェスティバルに出演していて、ぼくの演奏を覚えていました。だんだんこのようなことが増えてきて、少し世界が狭くなってきたかもしれません。


ツアー最終日の演奏はお客さんの反応も良く、CDも売れ、1人はお金がないと悩んだ末 WORM に買い取ってもらい後日購入することにしました。
また主催者の Peter が演奏を喜んでくれたのもなによりでした。




コンサート16、大学コンサート1、セッション1、ホームコンサート2、録音2、合計22回演奏したことになります。
そうして1ヶ月のヨーロッパツアーは終りました。