salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 チューリヒ

翌 7/1 は8、9時間かけてスイスのチューリヒへ。そのまま会場に直行なので、イタリアの列車が時間通り動くことを願う。


チューリヒに何度か来ている内にスイス人のZenoと知り合った。その名前は釣師の神の意味らしいので、salmosax を守ってくれとお願いしている。奥さんのなほさんと二人して今回、2つのコンサートとバーベキューライブなどお世話してくれる。
http://www.newsbento.ch/
どれもユニークで、小さな図書館や農園、そしてなんとルツェルンではプールで演奏だと! プールの床が可動式で水深60cmの中に入り(多分)、ベースのクリスチャンと共演する。こんな企画を会社側がよく了承したものだ。ウッドベースを浮かべたらもっと楽しいのだが、水は厳禁だろうな。
京都の庭園の池の中に台を設け、水の上に立っているように演奏したいと思っていたのだが、スイスでこんな形で実現する。


チューリヒはスイスで最大らしいけど全部歩いていけるほどで、実際に歩いたけど古くて趣がある。100年のアパートを古くないと言われたことがある。大きな湖に面していて、そこから直接川が街中に流れ出している光景は不思議だ。


スイスのミュージシャンたちが来日した時、山口のYCAMに呼んでくれて演奏と録音をした。その時に初対面のクリスチャン・ウェーバーとトマス・コルバと録音したのが signal to noise vol.2 としてリリースされヨーロッパでは好評。全員の方はsignal to noise vol.4 としてリリース、Peter Liechti の映画 "The Sound of Insects" (ミイラになるまで) にも使われている。
それ以来、特に2人との付き合いは続いており、今回はかれらとのトリオで出演するフランスのフェスが旅のメインなのだ。
チューリヒに4日間滞在後、その会場に移動する。




ところで、きょうの天気は梅雨入り前ながら最高だった。いつもの裏山に出かけたものの、気持ち良すぎて練習に身が入らなかったんだけど、おかげでリードの最終調整確認を終えた。
そう、まだリードの問題は続いていた、、、がなんとか納得できるリードが何枚かそろいニヤリ。
最後に、この春に引退したリードを鳴らした。
スゴイ、音の立ち上がりがパキーンと、しかも深くて軽い。(でもリードは消耗品なので持久力が徐々になくなり、演奏には使えなくなる。)
マ、続きがあるってことで、大変だけど楽しみということにしておこう。