salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 ”(h)ear rings 即興音楽祭”

2008年を締めくくるのにふさわしいイベントに出演する(12/19-21)。
主催は吉村光弘。フリーペーペーの「三太」発行人の1人といった方が分かりが早い人もいるかもしれない。
本人は否定するだろうが、少し直球すぎるきらいがある程音楽に取り組んでいる。


ぼくが東京での活動を始めた5、6年前、ある演奏会場の外でチラシを配っていたかれ。とにかく演奏の機会を得ようと必死だった(今もだけど)ぼくは、かれに名刺を渡して、「よろしく」みたいな会話を交わしたと思う。即答はもらえなかったけど、その後かれの (h)ear rings に呼んでもらうようになった。今年リリースした「祝子」のレコ発東京公演も開いてくれた。
なんとマイクで演奏というよく分からない表現。その前は音叉を演奏していたらしく、是非聴きたいと思っていたが機会はないままに終った。
マイクがかってに音を拾い変音させ、、、、演奏でもない、、、、でもかれは長い道程の中でこの方法に行き着き、命をかけて表現している。


かれが今回企画したのは、3日間にわたる "(h)ear rings 即興音楽祭"。
世界の即興音楽界をリードする秋山徹次、中村としまる、村山政二郎、TAMARU、吉村光弘、という強者たちに若手の神田聡が出演。
http://www16.ocn.ne.jp/~hearring/info.html
http://www.salmosax.com/cs.html


即興音楽と即興音楽界に「NO」を言えるかれと、その誠実さに敬意を表したい。