salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 アジア6・サイゴン(公演)

ついに起きた!
風邪だろうが、花粉症だろうが、ギックリ腰になろうが、道に迷おうが、交通機関がトラブろうが、指を7針縫おうが、両親が死のうが、演奏ができなかったことも差し障りがあったこともまずなかった。
2/26、サイゴンのカナラでの演奏会で持病のアゴの痙攣に襲われたのだ。先の疲労が原因だろう。口がコントロールできない。即興演奏は継続困難になった。内容をメロディ中心にしたがそれだって簡単ではない。アゴの緊張を和らげながら、やっと最低時間演奏しきり終えたのだった。




LA CANALLA は3人からなる VMR が運営するバーで、会場だった。メンバーは当初から好意的で、すぐに申し出を受け入れてくれたのだった。通常ヒップホップメインの店で、彼らもそんなバンドをしているらしい。
その日、前座白人3人の演奏に参加。地元のバンドやトラディショナルな音楽とかと共演することは海外でままあることで、しかもいつも受けが良い。でもヒップホップって、良くも悪くもいつまでもただ続く音楽だと改めてわかった。演奏は受けたが、どうもヤッタ感がない。そしてそのあと自分のソロセットになった訳だ。


メンバーの1人、Nguyenは大友良英氏とのイベントで日本から帰ってきたところ。ここでは色んな音楽をやるけど、ヒップホップの時だけ人が一杯だと寂しげに語った。
でもこの日結構人はいたし、ぼくの危うい演奏も好評ではあった。何よりメンバー3人のぼくへのリスペクト感が半端なく、嬉しかった。



翌日、ネットで整体を探し出して行ってみると閉業していて、仕方なく普通のマッサージに行く。それでは治らないことはわかっているが最善は尽くす。
台湾の台東でギックリ腰になった時、病院で伝統の治療だと言われて患部を叩かれ続ける拷問にあい、高雄に移動後に日本人の整体で少し良くなり、更に台南で整体を受けてやっと復調したことがあった。