salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 アジア7・サイゴン

2/27、前日のアゴの不安を抱え会場の Sao La Artspace へ。
日本を発ってのち、この日のイベントがなんとキャンセルになり、なんと急遽ここでのイベントが立ち上がったのだった。キャンセルも驚きなら、すぐに代わりができるのも驚きではある。そして感謝。


2人のアーティストグループが運営する、ビルの最上階の7階だかにあるバーにオッチラコッチラ登る。
サイゴンで一番ディープなアートの拠点だとの声。テラス部分の屋外と連結した構造。ここも一般住居やキッチンとかを縫って進入するパターン。登りきるまでの生活空間に何枚も絵を飾っている。
こんな環境で、演奏したり音楽を大音量で流したりして大丈夫かしら、とちょっと心配になる。


まずハルリ上映。この日に限ってスピーカーが不調らしく、ちょっと満足できなかった。
でもアルトサックスの即興演奏は、半屋外ゆえの街のノイズに関わらず音は響いて、気持ち良くできた。
最後の〆に再度ソプラニーノで1曲。とここでまたアゴの痙攣が!
ゴマカシゴマカシ終了、、、ふぅ〜。
多分みんな気付いてはいるんだろうな。でも暖かい拍手で好評のようだった。


この症状は昔、冬山登山を始めてから出てきたもので、疲れるとなりやすく痛い。随分身体を痛めつけてきたのだろう。今回少し予感があったので出発前に整体に行ったのだけど、、。
今年に入って様々な異変が起き続けている。多分まだ続くだろう。まさに変化の渦中也。ドンドン受け入れよう。


終演後、ベトナム人はシャイだけど、女性たちはぼくの前で一瞬立ち止まり会釈して帰っていくのだった。



ツーリストの集まるサイゴンの繁華街を深夜歩いたが、その喧騒賑わいは異常とも思えるほどだった。ハノイでも十分そうだったのに、それを上回っていて圧倒されてしまった。これが連夜なのだ。日本は本当におとなしいと思うのだった。
翌日、そんなサイゴンをあとにしてシンガポールへ。




(この日の演奏がネットニュースで放送。2分07秒〜)

http://tv.tuoitre.vn/.../giai-tri-24h-cadillac-cai.../28351.html

「、、日本から実験音楽アーティスト、山内桂をお楽しみください、、」