salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 東南アジア4/バンコク

salmosax2018-04-07

2.27. サガインから再び父娘のタクシーで広大な原野の中のマンダレー空港へ、そこからタイのバンコクドンムアン空港
頭も身体も通貨感覚も変化に追いつかない感じ。これから音楽ツアー再開、少し忙しくなる。
空港からバスでモーチット駅に着いた時点で、ホテルでなく会場のJAM直行に急遽変更。JAMは様々な音楽やアートを紹介する重要なバーだ。最寄駅から会場周辺が少しきれいになったような気がした。
さて、イベントはぼくの映画フウアのタイ初上映から。次にユイ・チェロのチェロソロ。中々良かった! そしてぼくのソロ。次の Gamnad737 やバリの Grintabachan の演奏だけど、南国タイでこんなエレクトロニクス音楽が聴けるなんて時代は変わった。最後に挨拶程度に全員でセッション。知り合いも来てくれて、気分よくバンコクの夜は更けた。


ミャンマーでゆったりしていたとはいえ、暑いし、じっとしていた訳ではないし、国を越えての移動と前夜の演奏は思った以上に身体を疲労させていて、バンコク2日目は中々起きられなかった。遅い昼食を済ませ、タイマッサージに行き、更に休養してから会場のGOJAに向かった。宿からすぐだったのは助かった。
日本人DJがオーナーのバーで、こじんまりとしたセンスのいい店だった。
ソロ演奏を始めると騒がしい1組の客が来て演奏表現が難しくなった。稀におきるこの場面は本当に修行だ。答えは見つからないが、少なくとも怒りの感情を含めて違う表現の可能性があるわけで、実際そうしている自分がいて、それはチャンスだとも言える。結局ベストを尽くすのみなのだけど。
一方で、大声で喋り続ける彼らは、年配の男が一人一生懸命何かしていることに配慮もできない可哀想な人達なんだろう。
音楽やアートに理解のある年配の白人が、ぼくの演奏を評価してくれたことが助けだった。自分も人もモノもコトも尊重できる、彼のような人と出会い繋がる旅をしているのだ。


翌日もマッサージに行って身体を整え、バンコク滞在3日間はたちまち過ぎた。