salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 台湾8(台北)

6/24 みんなに見送られてタクシー乗車。台南駅近くのバスセンターから長距離バスで一気に夜の台北へ。
よく経験することだけど、目的地に着いてから困惑することが多い。停車場がいくつもあるからだ。どうしようと思いながら、ままよと結局最後まで乗ってしまった。結果そこが台北駅で問題なかった。地下鉄で会場の Sappho 最寄り駅下車。でもそれからがまた分からない。
通りすがった女性に住所を指し示すと、なんとそれから10分以上一緒に探しまわってくれた。


会場はけっこうお洒落なバーで、オーナーのA女史は音楽や美術に造詣の深い女性だった。
ピアノの Shih-Yang と再会。まもなくもう一人の共演者でドラマーの Adam James が入ってきた。かれは普段ジャズドラマーとして、当会場でレギュラー出演していた。


2部構成で、1部はアルト、2部はソプラニーノで対応した。
2人ともストレートで好ましい。力も入っていない。
それに対して方法論が少しばかり違うぼくは、その溝の穴埋めをしようと汲々として、結果かれらの力を削ぐことになってしまう、、、そんなパターンはいままでもあっていつも反省。自分の表現方法と方向性を生かしながら、更にストレートに音を出すこと、これが大きな課題なのだ。
そしてそんな課題があることもありがたい。いつかもっといい音楽を演奏できることを信じている。
そういうことで3人の演奏はなかなかに繊細だったが、普段のぼくの音楽に比べると直情的だったか。それと少し西洋現代音楽的かつちょっぴりジャズ的?


演奏を終えて3人でくつろいだ。満足はしていた。みな音楽が好きで音楽のことを考えている。


コンサートはすべて終わった。ここまで12日間9公演。博多を入れると13日間10公演。
かなり充実していた、、、が終わったのだ。