salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 台湾2(新竹)

6/14 A女史とお別れして新竹市に移動。
それにしても昼前から降り始めた雨は半端なく、雷も交え間断なく降る雨で駅前も洪水かというような状況だった。台北は山に囲まれた谷状の地形のため天候が不安定らしく、実際このあと巡った都市はおおむね安定した晴天が続いた。
台湾の物価は驚くほど安くはなかったけど、タクシーは安く、このとき以後多用することになる。
なんとか列車に乗り込み、胸を撫で下ろす。初めての土地での交通機関利用は緊張する。


1時間ほどで新竹市に到着。Chang と彼女が出迎えにきてくれていた。かれは会場江山藝改所のオーナーの一人。超狭い路地の中にそのカフェはあった。感じのいいスタッフに美味しい珈琲と気分のいい空間。
https://www.facebook.com/JSYGS
ただエアコンのないのがきびしかったが、それが普通なのかどうか知らない。
共演者の若い Dean と挨拶。
https://www.facebook.com/events/1452616868367129/


扇風機の回る中、ソロとデュオを演奏。
ん〜、一応満足。みんなはどうだったんだろ。昨夜もよかったけど、少しパフォーマンス的要素があったし3人だったので、音楽的にはきょうの方が集中していたかな。扇風機がマイナス点だけど。


演奏後打ち上げへ。やはりこれが楽しいし、地元の食堂、これが最高。でもみんなあまり多く注文しないし、ビールも1杯かそこら。土地土地で違うんだなあ。訊くと「ニホンジン、ビールビール」といって、日本人の打ち上げに対するかれらの驚きの印象が伝わる。


泊まりは会場2階の部屋で、普段そこは貸部屋らしい。そこも扇風機のみで、この暑さと蚊に怯え、でも疲れて床に着いた。昨夜演奏会後に会った Fangyi も相部屋。かれは高雄と台南などのコンサートを世話してくれ、今回のツアーで一番一緒だった人だ。声などを使ったパフォーマーでもあるかれは、英語が達者でなく寡黙で時々意思疎通が難しかったが、親身でいい人だった。