salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 台湾7(台南)

6/22 高雄散策の夕方、列車でゆっくりと再び台南能盛興工廠へ。翌日のイベントに備えて前日泊することにしたのだ。


代表格の Kao が車で駅に迎えに来てくれた。治療院に連れて行ってくれるのだ。夜になっていたがライトがついていない。エンジン音もかなり怪しい。でも彼女曰く、台南の警察は優しいので大丈夫らしい!
狭い路地の中の治療院で施術してもらったあと、ラーメン屋に連れて行ってくれた。といっても日本のではない地元の麺料理なのだけど、日本人にも合う味でうまかった。面白いのは、麺ではなく汁をおかわりできること。替え玉は知っているが替え汁、、。
台南はかつて首都だったらしく、文化的にもだが食文化度が高いらしい。でも残念ながら牛肉汁だったか、地元民が毎朝欠かさないというほどのそのスープは、それほど口が合わなかった。


翌日、同宿で旅人の日本人カップルと近くの食堂やカフェに行った。予備知識も情報もなかったので、こんな所にこんな所が、と楽しくなった。その付近には観光客らしき人たちもちらほらいるし、トレンドなのだなと思う地域のカフェでくつろいだ。もちろんエアコン付き。

また滞在中、最近はやっているらしいマンゴーアイスも食した。かき氷の上にマンゴーが山盛りになっている。それだけで食事になるほどであった。旨かった。おばちゃんいわく、自分の畑で無農薬で作っているって漢字で書いてくれた。400円弱也。
こういうのって産地でお金を気にせず、つまり安いのを食べてこそ旨いのだ、と言いたい。


夜になっていよいよホフネン上映会。高雄に続いて2回目で最後。
いつものように20分ほどサックスソロのあとに40分の上映。
ぼくは映画人ではないので演奏と絡めた上映が多かった。そしてすべて人生初の挑戦ではあった。スイス、フランス、ドイツ、アイルランド、マレーシア、台湾の海外を始め35回の上映を持った。その一区切りになると思う。
世話をしてくれた Ash をはじめメンバーたちは、間近に迫ったフェスティバルの準備にかなり追われていた。そんな時期に2回もイベントを入れてくれたことに感謝。
そして公演は残すところ台北の1回になった。ここまで考える暇もないほどの行程だったのだ。だから急に終わりが近づいたことを実感して、胸が痛んだ。


終演後、そして翌日昼までまったりと大事に過ごした。もちろん暑い夜だった。