salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 EUツアー (リヨン)

(5/30)


ブザンソン駅には朝にも関わらず3人が見送りに来てくれてお茶をして別れた。


リヨン駅には主催 Collectif SI の若いジュリアンが迎えに来てくれ、バスでかれのアパートへ行って一息。その後会場へ移動したのだが、間際に車が利用できなくなり、坂道や上り坂の多い街をフウフウ歩く。なんとなく前回演奏した場所の近くのように感じるがわからない。会場は普段ダンスなどに使われている、スッキリした部屋だった。


その日にリヨンでミシェル・ドネダと中谷達也のコンサートがあるというので会場の教会へ駆けつけた。ミシェルとは、CD(La Drash /白雨)も出している。もう6、7年ぶりになるだろうか。かれらもぼくの突如の来場にビックリして再会を喜んだ。
かれらのハイテンションな演奏を聴いてから、急いで会場へ戻った。


Emilie Martin (ベース)、Julien Grosjean (パーカッション)との共演の前に20分程のソロ。20分は半端で、あとのトリオとの絡みなど、少しバランスを失った演奏をしてしまった。やはり意図するとだめなんだなあ。反省。


終演後、ジュリアンのアパートに関係者5、6人が集まり、ワインとチーズでずっと話をした。
みんなよく英語で話してくれた。ぼくの英語もひどいし、フランスなまりのかれらの言葉を聞くのも大変だし、でもみんな一生懸命に、音楽のことや、今のことや、日本のことや、色んなことを話して、散会したのは朝の3時半にもなった。前夜ブザンソンも就寝は4時だったので、もう眠いのを通り越していた。


さて、と寝る前にパソコンを開いて愕然とした。翌日のマルセイユ公演がキャンセルになったというのだ。その上泊まる所もなくなってしまった。