salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 EUツアー (パリ)

(6/6-7)


トゥールーズ公演後、他のコンサートにも寄ってピザを食し、就寝は2時半だったのに、翌朝家を出たのが8時前。もうダメ。トゥールーズ〜パリ間はふらふらゆらゆらと意識は遠のいて、ほとんど景色は見られなかった。


パリ・モンパルナス駅にはザビエ・ロペスが迎えに来てくれ、そこからメトロ1回乗り継ぎで1時間かかって会場兼宿泊所の Trash Vortex(ターシュヴォルテクス)に着いた。メトロも街も人が異常に多くクレイジーに感じられた。南フランスを回って来たせいなのかな。
会場は厳密にはパリから少し外れた所なんだけど、ここは今、重要なエクペリメンタルな場になっている。


ザビエは前回のヨーロッパツアーの際にパリで主催してくれて共演もした人で、これまで回って来たブザンソンモンペリエ、等々のかれらともつながっているオーガナイザーだ。
なんと10年程前にアムステルダム音楽院でジャズを勉強していたというから、時々そこに出入りしていたぼくと出会っていたかもしれない。かれは今ラップトップを主に演奏していて、2日の滞在中に2回軽くセッションをして過ごした。


お湯しか出ない台所、電気のつかないトイレ、等々、日本では想像つかない環境だけど、ノープロブレム。そんなパラダイスで寝不足を補うべくゆっくり就寝した。


翌日の演奏会は、快適な天気のためかお客さんは少なかったが、納得いく演奏ができた。対バンがあったので持ち時間は4、50分。なので最初にソプラニーノで数曲、最後にアルトで即興と、コンパクトにまとめた。
お客さんのひとりから、10年程前の最初のパリでの演奏から5回とも全部来てくれている、と聞いて恐縮してしまった。本当はもうちょっとやってるんだけれど、ネ。



ところでトゥールーズ公演レビューがフランスのジャズマガジンに載っているようだ。
http://jazzmagazine.com/index.php/le-jazz-live/1-le-jazz-live/385-salmosax-modulations-part-1-katsura-yamauchi-solo