salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

夜桜吹雪の宴

大分市の我が家のすぐ南に広がる本宮山、霊山、障子岳に囲まれた池の水を撮影した映画「ハルリ」(映画祭7か国入選)の縁が繋がり、当地を管理する大分県県民の森管理事務所共催で昨年秋イベントを開催したが、その第2弾「夜桜吹雪の宴」は実現した。
選挙の関係で桜の時期としては少し遅い4月6日に設定。だけど例年開花後に来る風雨はなく、桜花満開好日の状況で幕は切られた。

 

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まず1部は、昨年に続きハルリ上映。

2部は、久しぶりに「サルモサックスアンサンブル」を上演。

池の周囲に配置した4人のサックス奏者が演奏しながら徐々に集まる、CDにもなった「朝見」(別府混浴温泉世界)の再現的なライブを行った。周囲の山と水に音は反響共鳴し、空気が昇っていく感じだった。
引き続き3部は、林の中でぼくのソプラニーノサックスの音とハルリの光を浴びて「ハエちち」の「ダンス・ハルリ」を披露。

25分の作品後半は闇が訪れ、妖艶な世界が現出したのだった。

 

今回は会場に辿り着けなかったお客さんは1人(確認情報)。前回よりはよかったとはいえ、お気の毒だった。

大分市に近いのだけど市民にあまり馴染みがなく、実質日本一の広域な県民の森に親しむことが求められる時代だとも思う。

 

管理する県民の森管理事務所に感謝したい。特に今回は時間外という特例処置に応じていただいた。
それと山々や池との因縁やエネルギーに感謝。

 

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・山内 桂/ディレクター、サックス、映画
・ハエちち(宮原一枝+徳永恭子=ダンス)
・サルモサックス・アンサンブル(山内桂、竹本有華、安部元貴、溝辺さやか)