salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 アジア9・ヤンゴン

(3/6-3/8)
ミャンマー(ビルマ)の旅は、父にまつわる私的な1年ぶり2度目の旅。戦時中ビルマ、特にサガインに滞在し、地元の人々と交流を持ち生涯愛した地。


今回ヤンゴン滞在を3日間確保したのは演奏することを目標にしていたからだけど、当てにしていたミュージシャンは結局ダメだった。
観光に最大の聖地シュエダゴン・パヤーに出かけたが、暑さは厳しく、ヘナヘナ歩いて廻った。ビルマの寺院は裸足になるので、広い境内のタイル床は足裏が火傷しそうで、陽の当たる場所だけシャカシャカ歩くのだった。


実はもうひとつ目的があって、それは40年程前に父の関係で親しくしていた、広島大学に留学していたオン・ミン氏と、松山大学に留学していたラングーン大学の講師ドーキンラット女史を探すこと。
両校からは既に情報がないことを確認していたので、アポなし計画なし当てなしでヤンゴン大学を訪ねた。タクシーを降りた所でたまたま居合わせた他校の学生が、成り行きで通訳としてあちこち付き合ってくれ、なんと学長に面会し二人っきりで対話することができたのだ。でも簡単に情報があるはずもなく、この訪問が今後なにかに繋がることを期待している。
時間というものを痛感する。