salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 アジア10・バガン

(3/9-10)ヤンゴンからバガンへ。
ミャンマー随一の観光地だというので、最終目的地サガインへの寄り道に2泊計画したのだ。
朝4時に起きて、タクシーであの広大なバスターミナル村へ。前回はそこからマンダレー行きバスに乗った。
受付の女性達に見覚えがありしばし考えて思い出した。なんとそこにある百は下らないだろうバス会社の中で、1年前と同じ会社だったのだ。


さて8時発バスは、17時半バガン最寄りのバス停に着。タクシーでニューバガンのホテルへ。
かつて都もあったこの地には無数のパゴダがある。バイクで見て回る安い手もあったが、疲れているので少し贅沢して1〜2人乗り一頭立て馬車の半日コースを頼んだ。
でも、乗っている時間よりパゴダを歩いている方が長いくらいだし、指示された寺院で、そして馬車でいちいち靴とソックスを脱いで履いてとウンザリしてきた。パゴダでは裸足なのも知っていたしサンダルも持参していたが、楽器を担いでの長旅では足を怪我しないようにできるだけ靴を履くようにしているのだ。でも失敗だったかな。
馬同様、馭者に操られているような気になってきた。


それに正直いうと、あまり感動はなかった。バガンには過去の残骸しかないのか。寺院にはすでにエネルギーがないのか。多くの観光客に俗されたか。
そこはマネー、マネー、マネーの世界だった。お金で動く人やモノ、、。
旅は好きだけど観光はあまりしないし、観光客から距離をおくようにもしてきた、そんな自分の行動の意味がより深化して腑に落ちてきた。
マンダレーに脱出しよう。