salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 10周年の近況

先週土曜日の10月20日、大分県立芸術短期大学の大学祭に出演した。
スウィング系のスタンダードナンバーを4曲披露したあと、大分限定の幻のジャズバンド「ペナンペ」で5曲。そして最後にサルモサックス・ソロと、2時間3部構成。なかなか好評だった。
そんなこんなでウッカリしていたのだが、その日は脱サラ10周年の日だった。変化の今年だが、静かに動き出そうとしているこの時期に10年の節目もあった。
当初、石の上にも3年経った時にまだダメだと思い、もう1度3年を迎えた時に、これは10年必要だと覚悟を決めたのだった。それはサラリと訪れて過ぎた。


さて、年内リリースが確定したCDを少し紹介。
ポルトガルでのトリオによるCDは、まだ現物も情報もないのだが、ヨーロッパでは発売されているのかな。海外盤としては4枚目。また詳細はお知らせします。
もう1枚は、中村としまるさんとのデュオCDで、今年の別府公演のライブ盤。
Ftarri からのリリースだけど、ミシェル・ドネダとのデュオCD「La Drache/白雨」と同じレーベル。
これでぼくのCDは9枚になるが、としまるさんとのCDは初めての日本人との共演作品になる。
としまるさんは、東京でぼくの「サルモ・ライズ」にゲスト出演いただき、デュオ演奏をしたりしている。
かれの海外での評価は高く、それこそ世界各地を飛び回っている。ノーインプットミキシングボードという楽器でもない自作機で演奏すること自体ただ者ではなく、気さくさの中に深い音楽観と直感力を秘めている。


さて、11月は虫丸さんの舞踏と共演後、今年初ともいえるツアー、「日本半周ツアー」に出かける。詳細はのちほど。