salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 出発〜コペンハーゲン初日

旅立ちの日に晴れてくれることは多い。今回も快晴。ありがたい。


少し気づいたことだが、車中でも飛行機でも車窓を楽しむ人が決して多くはない。
今回はっきりと認識できてしまった。
ぼくは乗り物で眠くなることも多いけど、起きている時は景色を見てボウっとしたり興奮したりしている時間が長い。そういう自分が普通ではなかったのかもしれない。


朝7時のバスで福岡空港へ。11時半発タイ航空で初めてのタイへ。
途中屋久島も見えて友人の珈琲店を探したが、それはさすがに無理だった。
スワンナプーム空港で乗り継ぎ時間が10時間あるので、バンコク市内に出てみて、タクタクも経験。予備知識も準備もなかったので堪能はできなかったけど、帰りの空港への電車は女子大生たちに助けられたりして、タイ人の優しさを感じた。言葉や声も、香辛料とは違って柔らかい。


深夜01:20発のフライトなのに、ちゃんと2食供される。これをどうとらえたらよいのか苦しむ。ただでさえ時差があって寝不足気味の状態に夜食が2回? でも完食はしなかったものの、おいしくいただいた。
よく航空会社についての不満を聞くけど、今まで個人的にはあまりハズレはなく、もしかしたら日本流の過度なサービスを前提の感想なのではと思った。今回アジア系の航空会社を初めて経験したけど、まったく問題なし。


朝7:40コペンハーゲンに着いたが、時差の関係もあってどれだけ時間がかかったか、疲れているのか、大変だったのかさえよくわからない。
さっそく雨が降ったり晴れたりして寒い。それはアムステルダムなどでも経験していることだけど、寒さは苦手で好きにはなれない。


駅横のカフェで飲んだコーヒーは900円ほど。高いとは聞いていたものの、あとでそれを聞いたデンマーク人も仰天していたから、ぼられたのかもしれない。
待ち合わせ場所に現れたのはデンマーク人ではなく、ミュージシャンの村山(政二朗)さん。突然のことに驚く。かれとはデンマークのコンサートで一緒だという情報はあったけど、これから4日ほど泊まるのも行動も一緒のようだ。今夜は一緒にコンサートを聴きにいく予定。


おかしなことにタイの国際空港ではインターネットに接続できなかった。初めてpc持参のツアーなので自分の問題なのかと思ったが、他の人もそのようだった。
それもあってか、さっきpcを開くとオニのようにメールが来ていて、ロンドンとブルッセル、そして11月の新潟で公演が増えるかもしれない。他にはフランス公演のひとつが日程変更になるかもしれない。
でも、待ちかねているハンガリーとパリからは、まだ返信がない。