salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 初ツアー終わり

今年初のツアーより本日帰宅。
10日間で演奏は3回、あとはのんびりと人と会ったり観光したりだったので、演奏ツアーというより、旅そのものだった。
胆のう摘出による身体の変調は、大したことはないもののまだ安定まで時間がかかりそう。
でも十分に旅は楽しんだ。


前回関西に招待してくれたOさんと大阪ぽこぺんで再会。
そこでは旧友ギタリストKや写真家Mとも再会。
今回招待してくれた初対面のNさんは京都のアバンギルドまで聴きにきてくれた。
感謝。
別府フェスでご一緒したJCDNのSさんKさんも。
滋賀県近江八幡の酒游館では三重での主催者赤野さんと初対面。月刊かえるの倉本さんとも再会。
また元広島リアルジャズ集団の I さんと30年ぶりの再会!
こんなの、生きていて嬉しいことのひとつだ。
こうして再会が多いのも、音楽をやっていて旅をするからだ。
もちろん出会うのも。




今回の旅の印象、、、


琵琶湖が中央に広がる滋賀県の人々の空間的地理的感覚って、日本の中でも特殊なのではないかと思った。
具体的に極端に言えば、移動が南北だけで(水運は別として)、眼前には開けた視界が常にある、という状態。
ここらは、けっこう日本の歴史の舞台でもある。


紀伊半島にあり関西にも中部にも属す曖昧で、紀伊特有の奇異な自然環境を持ち、修験道や忍者の里も抱える、三重県のあやしさ。


その他、初めて二条城に入ったが、さすが京都世界遺産だった。




最後に自分の音楽について少し思ったことを。


2度目になる salmosax ensemble workshop だったが、30分くらいの時間ののち即本番という、よいテストになった。
いくつか考える材料を得た中のひとつとして、もっと自分のコンセプトを伝える必要性を感じた。


それと再認識。
自分の音楽は即興演奏を基本にアンサンブルの展開を加えた2本の柱だと思っていたけど、即興ソロに対して即興の共演を第3の柱だと言ってもいいのかな、とちょっと思った。