salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 北米・北西海岸ツアー 3-1

10/10. 2007年以来9年ぶりの北米ツアー2週間のため、カナダ・バンクーバーに向けて福岡空港を飛び立った。今回も旅立ちは晴天。
前回はバンクーバーから始まりサンフランシスコまで西海岸を半月。そして東海岸半月の計1ヶ月のツアーだった。その内アーリントン(Arrington de Dionyso)が北西部をアレンジしてくれ、ポートランドの当時のかれの家に滞在した。今回はその北西部限定(バンクーバー、ビクトリア、タコマ、シアトル、オリンピアポートランド)2週間の旅。
かれはバス・クラリネット奏者だが、声のパフォーマーでもあり、またオールド・タイム・レリジョンというバンドではギターとボーカルでKレコードからCDリリースもしていた。そしてかれの描く絵も大したものだった。
今回再会して、すべてにおいてパワーアップしていることに驚き嬉しかった。バスクラリネットの本体をプラスティックのパイプに替えて更に低音を強調した手製楽器ブロミオフォンや、インドネシアの笛、ホーミーなどを駆使。またシンセとタブラを加えたバンド、ブラッド・ムーン・ラガも素晴らしく、それらによってかれの音楽は増強拡大されていた。
かれの絵の色使いやその題材も不思議ででもリアルな異空間を創造していて、画集も出版したり、各地で展覧会も行われていた。http://arringtondedionyso.bigcartel.com
そのかれが今回のツアーをアレンジしてくれ、ぼくは基本何も準備することなく大名旅行に臨んだのだった。



10/12. バンクーバー Red Gate Arts Society のイベントはアーリントン企画ではなく、いくつかの手違いから数日前にやっと確定したイベントだった。集客は厳しかったが、映画ホフネンとハルリの北米初上映をすることができた。
https://www.facebook.com/events/179868915753497/
バンクーバーだけでなく、今回ツアー全体で思ったことだけど、ホームレスが多い。イギリスなどでも感じたことで、ちょっと危機感を感じる。



10/13. 移動日。現在アーリントンの住むアメリカ、オリンピアに列車で行く。
迎えに来てくれたかれの車を見て唖然。前回、ヒーターもなく窓を開けたまま冬の国境を超えた時のボロ車だったのだ。更に磨きがかかった、、、
で、とにかく歓迎してくれ、前回も行った川にサケを見に連れていってくれ、夜は早速シンセのネイサンを加えた3人でレコーディング。ネイサンの多分普通のアパートなのに窓も開けて爆音もなんのその、なのだった。


(続く)