(シンガポール 1/14-15)
6日目。Yandsen、Siew-Wai は朝食を共にしたあと、車でクアラルンプール空港まで送ってくれた。ありがたい。
シンガポール空港から指示された駅まで辿り着いて、主催の Mark Wong と会う。かれもミュージシャンらしいが、UJIKAJI 名のレーベルでイベントも多く手がけているようだ。
泊まり先に連れていかれ、その後1人でトラムを使って会場 Artistry へ。少々探しまわってしまった。アートや音楽に理解のあるカフェ、レストラン、といった感じ。
時間があるので近くの中華街へ。ちょこちょこ買い食いを楽しむ。中華街って、どこもにぎわって活気があるのはどうしてだろう。
コンサートは、カナダのSZKIEVE(映像とエレクトロニクス)、ALBALAB(地元若手4人グループ)、ぼくのソロの順。
みんなよく聴いていて反応も良かった。若手グループも感激したようで、ぼくもかれらを激励したりして、その日のうちに噂はチョッピリ広まったようだ。
打ち上げは、なぜか中国人の多いシンガポールなのに、アラブ料理店!
7日目。オフ日。
Markの彼女の Liz はパフォーマーで、今度行われるフェスティバルの「オブザーバトリー」のリハがあるというので、タクシーに便乗。高速道路で東から西に移動。シンガポールは小さな島の国で、密度のある都市国家に感じる。
着いて驚いた。2009年アジアン・ミーティングやフタリ・フェスティバルで一緒だった Vivian、それにユェン・チーワイやレスリー・ローたちがいたから。その上、昨夜のALBALABのメンバーも何人かいたりして。
チーワイとレスリーもアジアンミーティングのため、2月に来日するらしい。
場所は、もうすぐ取り壊されるという、奇妙なFRPでできた像が林立するパーク内にある広い屋舎。
こんな場所で好きなことができる環境がうらやましい。
大分ではこんなイベントも機会もない。
その後ビビアンは車で「ハイナン・チキンライス」の一番うまい、街中のちょっとひなびた、愛想のないレストランに連れて行ってくれた。
その際、音楽や日本のことで、短い間ではあったけれど深い話ができたことはよかった。
その夜も、別の女性とそんな話をした。こんなにつたない英語でも、心で話せば通じるし、通じる人は世界中にいるし、今の時と変化を感じてつながりを求めている人たちがいる、そんな時代なんだろう。
もちろんそれらは、そのままぼくの音楽と活動に当てはまる。