salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 リヨン

オフのきのうは、La Bascule 関係の3人が車でモン・サン・ミシェルとサン・マロに連れていってくれた。前もって希望は言ってはいたのだけど、とてもありがたい。
世界遺産モン・サン・ミシェルは噂通り観光客がいっぱいで、日本人も多い。どうりでレンヌ駅に多かったわけだ。島に歩いて上陸?して少し歩いて引き返した。
道中、海鮮レストランに立ち寄りオイスターを堪能した。フライのジャガイモはベルギー産らしい。残った汁もいただく。
サン・マロは海軍にゆかりの古い街で、周囲を城壁で囲まれている。ケベックなどカナダやアメリカに船出した軍艦はここから出発したらしい。小さな島がいくつもあり、それらのいくつかは城塞化されている。


きのう朝起きたときにもオーナーはクロワッサンの朝食を準備してくれていたが、帰ってからも夕食を出してくれるし、色々と気をつかってくれる。ミュージシャンに対する文化の違いだろうか。みんな英語が話せずモグモグしているが、気持ちは伝わってくる。
今朝もオーナーが7時に車で駅まで送ってくれた。見た目はちょっと恐いのだけど本当に優しい。


こうしてレンヌをあとにTGVで4時間半かけてリヨンに移動し、今度はうまく迎えの人と合流できた。
リヨンは今までの所と違い太陽が似合う都市で、少し暖かいし気分が和らぐ。去年に続き2度目だが、なかなかの都会だ。昼に肉とパスタをごちそうになり、演奏前にはまたスタッフとミュージシャンで会食。


演奏は9時20分に始めた。会場のペリスコープはライブハウス風な所で少し音がデッドなので、最初の「hi,」はその分力が入ってしまった。ソプラニーノの音の響きもいまひとつか。
でも聴衆の反応は悪くなかった。去年のフェスティバルで出会った友人が来てくれたのも嬉しかった。
2部は、Jean louis という3人組のフリージャズロック風バンドががんばった。