salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 山スキーの歴史

やっとホームページに山スキーの歴史をアップできた。
メニューは「MOUNTAINS」。
基本的に写真のアップが目的だったのだけど、この際自分自身の記録として整理することにした。
スキーなしの登山も少しあるのだけど、山スキーに限定した記録にした。


スキーを登山具として使用し、スキーを使えない傾斜や岩稜では担ぎ、山頂に立つこと。登頂できなければその登山は失敗。その後山頂、不可能ならば1mでも山頂に近い滑降可能な場所から、極力スキーを脱がずに滑りきる。
これが自分に課していたルールだった。


もう書いたことがあるかもしれないけど、自分の人生で狂ったものが3つあり、1つがジャズ。次が山スキー。最後が渓流釣り。
ちなみに現在の音楽については狂ってはいない。狂っていない分ヤバいのかもしれないけど。
いやあ、今回整理していても思った、狂ってた。
休日はほとんど山に使っていて、雪がなくなればやはり渓流釣りで山に行ってたし、入山しない休日や平日の夜は音楽も続けていたサラリーマンだった。
最初の方はスキー場での練習が多い! けっこうマジメだな、ていうか、実際に必要に迫られていたし、命に関わることだったから。
ゲレンデの外で実戦的練習もしたし、リフトの下も滑ったりしていた。
そして、最初の時期から並行してガンガン実践もしていて、いきなり大山の北壁を滑ったり、いきなり北アルプスに行ったり。
最後の方は登頂の成功率が落ちてくる。天候や体力の問題もあるし、主な山々を滑り終えてしまって、気力が少し落ちてしまっていた。


ただでさえスキー人口の少なかった西日本に、山スキーをやる物好きはいなかった。
また、すべて独学だったので、自分の身を守るにはマイペースが必要で、人と行動を共にする方が危険だと感じていた。
もちろん独りでやりとげることの快感もあった。
そんなこんなで、基本すべて単独行のスキー登山だった。


今更こんなことをホームページにアップする意味があるのか、とも思うのだけど、自分で気づかなくても、これらの経験が自分の音楽に反映していない訳はなく、再認識するなにかがあるかもしれないし、また他の人々にとっても「サルモサックス」を理解する上でなにがしかの手助けになれば、自分にとっても嬉しいことだ。


音楽関係の人に興味が持てるか分かりませんが、よろしければ一度見てくださいな。


http://www.salmosax.com/mt.html