salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 アジア冬・1(バンコク)

今年の1月に挙行した初のアジアツアーに続く第2弾を、11〜12月の4週間実施した。前回同様タイから始まりマレーシア、シンガポールの順。それにミャンマーを加えた。
でもさすがに日本と海外の連チャンの演奏は疲れた。前夜も大分アトホールでベルギーの Clement Nourry のギターと Anne-Laude の舞踏とライブだったのだ。早目に帰宅したものの結局ほとんど寝ないままになり、電車や飛行機ではフラフラで、バンコクのタクシーには全然違う場所に置き去りにされるはで、楽器2本やスーツケースとか全部持った状態で初めてバイクタクシーに乗ることにあいなった!
着いた会場のJAMはなんと前回遊びに行った所で、オーナー Dhyan とはお互い面識があることに気づいてなかった。


11/18 第一夜、ソロ。対バンはボイスパフォーマーでアムスからツアー中の Jaap。大勢のお客さんが来てくれたし、みんなも楽しんでくれた。
色んな企画でバー共々にぎわっているこのお店は、駅からも近く、小さなお店やマッサージや宿がひしめく下町っぽい所にあって、こじんまりしているが2階はギャラリーで充実している。ここで出されるハンバーガーやカレーもうまい。ここに1週間お世話になる。ありがたい。


そんなこんなで疲れて、翌日は昼過ぎまで寝てしまい、起きて少し歩いてタイラーメンを食し、また寝入ってしまった。なにしろ常夏なのだ。常夏のイメージはあってもどこかよそ事で現実感はなかったが、摂氏34度のとにかく冬なのに夏だった。疲れた身体から更に体力を奪われるのだった。



11/21 有名なお寺ワット・ポーの隣りにあるサヤーム博物館にボートを使って到着。船は馴れたら安いし楽しいし早い。バンコクの道路渋滞は異常だ。そこの敷地で多くの出店やフリーマーケットで人々が賑わう中、コンサートと「バンコクアンダーグラウンド映画祭」が2日間にわたって催される。その映画祭に入選したのだ。イタリア、インド、コロンビア、韓国に続いて5つ目。
初日の今日、ハルリが上映された。主観のかたまりの自分に比較できないのだけど、他と比べても悪くないなとだけ言っとこう。
観客が投票して賞が決まるみたいだけど、5時間位の上映時間中のお客さんの増減は大きいし、ぼくのような集中が必要な作品は野外のお祭では厳しいかな。ただ音響システムがよく、かなりの音量は嬉しかった。これで自分の作品の初映画祭参観終了。
知り合いが手作りケーキを売っていたのを食したり、他のコーナーを回ったりして2日間楽しんだ。