salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 師 走

2013年が終わる。
昨年は静かな年だったけれど、その分今年は動いた、、、といっても意識したわけではなく、でも結果は60公演している。
ヨーロッパツアーをしたし、映画ホフネンの上映展開をしたし。
、、、ああ、今年はヨーロッパに行ったんだ、と呟いてしまう。


今年の公演を通して、全体に不景気感を感じる1年だった。
だから、もっと一般的で求められている音楽をやる選択肢はある。
一方、世間の方にすり寄ることなく、自分の立ち位置を貫き通す選択肢と。
今までずっと言ってきた直感と感性による音楽、、、生き方、がこれから更に求められるのだと思っている。
もうここまで生きてきて、人に合わせた生き方や音楽をして軸足をずらすこともなかろう。
自分の中にある宇宙を信じて、直感を信じて、それを展開することが、ひいては本当に人の役にもたつということだろう。そんな感性を磨くための呼吸法のクラス運営も1年以上過ぎた。
ただ、その際に陥りやすいこと:縛られず、固定化せず、固執せず、つまり独りよがりにならないように、そしてもっと柔らかくなりたい。
、、、そんな表現だから儲からないのは当然だ。
でも、世界のどこかでだれかがそんなぼくの音楽や映画に共鳴してくれることを、いつも願っている。
自分の表現を変えるのではなく、自分を変えること、開いていくことで世界とつながりたい。


来年はどんな出会いがあるのだろう。
来年はどんな活動展開になるのだろう。



みなさん、よい年をお迎えください。