salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 お忍び

我が家は名古屋の武士の家系で父は10代目にあたり、山内家の菩提寺宝珠院がある。そこの代々続いた家系の住職さんが亡くなり途絶えたために会議があり、94才の父に代わり次男のぼくが出席する。
名古屋に住んだこともなく馴染みもなく、一族や檀家などほとんど誰も知らない。子供のままの自分や、大人ばかりの周囲にいつも驚いている自分が、列席する、、、そんな年齢になり、家族も歳をとった。
こうして歴史の記憶というものは薄まっていくのだろう。
時代や状況は刻々変わっているのだ。個人的にも家族も日本も世界も変化の時を迎えている気がしてしまう。


早くから予定がわかれば演奏の予定も入れるのだが、そううまくはいかない。とんぼ帰りもなんだし、なんか演奏会に顔を出して帰ろうか。
そういえば楽器も山道具も持たない旅なんて、サラリーマン時代の出張以来だ。
夜行バスの往復はしんどいだろうな〜。