salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 安全圏

もう少しで春がきそうな気配なのに、まだ色んなことが起きる日々です。
今後の演奏ツアー計画についても今はほとんど動いてないし、当分5月出演の別府国際アートフェスを中心に地元での活動や作業を進めることになりそう。
思えばこの6年ずっと動き続けたので、ちょっくら一休みということにしておこう。


それで最近起きたことや感じたことから、音楽の成り立ちをつらつらと考えてしまった。
ミュージシャンがいて、そして聴衆。他に主催者、企画者、批評家、会場主、舞台監督、PA、照明、音楽産業、放送局、喫茶店、、、まだまだあるんだろうな。
でも忘れてならないのは、まずミュージシャンがいて初めて音楽は始まること。
アメリカのジャズシーンで、一番搾取されるのはミュージシャンだった。
日本でももっとも身分の低いのはミュージシャンだ、とは業界でずっと囁かれ続けている周知の事実。今も状況は変わっていないようだ。
リスクの多くはミュージシャンにいくようになっている。そして他の多くの人たちは安全圏にいる。


いつからなんだろう?
世界中そうなのかな? 
これからも?