東日本関東地震の影響は、当然音楽活動にも及んでいて、中止や延期になったコンサートのことを聞く。
個人的にも、４月の日本半周ツアーのひとつがキャンセルになり、また共演することになっていた Joel Grip が来日できなくなるなどの他に、関係者たちに物理的心情的ゆさぶりがあることを感じる。
でも全般にミュージシャンたちは演奏することに前向きのようだ。その考えは基本的に自分と同じであり、嬉しく、頼もしくも感じた。みんな音楽の力や意味を知っている。
脱サラ以降、音楽活動を通して得たひとつの答えがある。それは、その時々に「できること、すべきことを淡々とやり続けること」だ。そして今、改めてその思いを強くしている。
各個人によって条件も環境も違い、できることも異なる。その上で、自粛や統制にならないように活動を続けたい。
音楽家に限ったことではなく、あらゆる人がこの現状に、自分に負けないで欲しい。
こんな時に浮ついてはならない。
こんな時にこそ人は試される。
