salmosax note

音楽家・山内桂 の雑感ページ

 時間感覚

先日中谷達也さんとのATHALL duo演奏で、1曲1時間くらいやろうと簡単な取り決め。そして終ってみると正味演奏時間59分20秒。
打ち上げの時に、「自信はないのだけど、結果時間通りになることが多い」ことを話すと、かれもそうらしい。それを聞いていた周りの人たちは、「自信がない」ことにも驚いていた。
近い所ではATHALLで舞踏の虫丸さんとのduoで、あの時は45分だったか、とにかく時間通りで主催者が感心していた。
ほかにも思い出すと、PITINNで千野秀一さんとのduo演奏前に45分くらいがいいと言って始めたのが、1部2部ともほぼ45分で終了。
Michel Doneda との横浜NYKホール duoの時も1時間くらいと言ってジャスト60分だった。
TAMARUさんとのduo CDR "WINTER 2007" 公開録音も同様で58分。
別に時間通りに演奏することが目的ではないし、そのために演奏内容を犠牲にすることもありえない。


体内時計があるのだと言う人もいるが、自分ではピンとこない。
もしかしたら、それは演奏に自分がドップリと入っていない証かもしれない。
あるいは時間の表現をしている者の慣れや勘もあるだろう。
そのどちらであっても嬉しいことだ。


厳しい冬山登山で、時間を気にして行動していた後遺症だとすれば、、、喜んでいいのかな。