最近体力筋力増強のため毎日のように山散歩(登山未満)をしている。
それはもっと自然に近づくことでもある。すべての答えは自分と自然の中にあるのだから、これからの人生と音楽のためにという思いで歩いている。
特にこの10年ほど運動を怠って失った筋肉をもう少し取り戻し、呼吸法の成果を更に発揮したい。
大分は、幸か不幸かミュージシャンや音楽ファンが少ないので他からの影響がほぼなく、純粋に自分の音楽を磨けるメリットがあり、そうして世界にない独自の音楽を作っている。
そもそも人は皆違うのだから、各自が自立した動きをすれば当然だれでも世界にひとつのものができる道理なのだけど、現状の多くの音楽が二番三番煎じのように感じる。
芸術や即興演奏とは、この世にまだ形のないものを作る作業なので、既にある音楽の枠内での創造とは異なる。
某音大の先生に、ぼくの音楽は死後評価されることを宣告された。同意したくはないが、既存外のものに対する世間の評価が厳しいのは事実。だからこそ世界がもっと直感感性を取り戻して欲しいという思いで活動してきた。
孤立的な状況の中で何度も勇気を失いかけてきたが、たいていそれも自分の軸がぶれた時に表れる。
基本は自分のしたいこと好きなことを楽しむという、いたって単純なことなのだろう。大分に住み山を楽しむ、一見音楽と関係ないような、でもそんなすべてが一体となる自分の音楽を探求している。